日本出版学会秋季研究発表会でワークショップを企画

「出版と図書館の新たな枠組みを考える」
司会・問題提起:植村八潮(専修大学)
問題提起者:  野口武悟(専修大学)
討論者:    大塚栄一
公共図書館において、非営利・無料の図書貸出は、権利制限規定により著作権者の許可なく行うことができる。一方、公共図書館における図書の貸出が出版物の売上を減少させるとして、一部、出版社や作家から批判があり、読者からは出版社や作家に対する反発も出るなど論争が再燃している。なぜ、有効な解決策が見いだせないのか。この論点において解決策を見いだすことが難しいのは、論点の立て方に問題があり、解に至らない千日手となっているのではないだろうか。対立構造の枠組みを整理した上で、参加者による自由討議を行うこととする。IMG_7437.JPG